CERAMICS

パワー半導体モジュール市場にて
世界シェアNO.1のセラミック基板を開発

KEYWORDS

◎学科・専攻
化学系 /  材料系 /  物理系 /  機械系
◎キーワード
材料化学 /  物質化学 /  有機化学 /  無機化学 /  物理化学 /  分析化学 /  界面化学 /  物性評価 /  高分子 /  セラミック /  材料表面 /  精密材料 /  材料制御 /  電子材料 /  材料プロセス /  機器分析 /  量子物質 /  物性物理

事業の基礎知識

最先端の電子機器の性能を左右するキーテクノロジー

MARUWAのコア技術であるセラミック材料技術、そのルーツは1800年代初頭の陶芸家の家系まで遡ります。その後、明治・大正・昭和初期にかけて陶磁器メーカーとして興隆。そして、1960年代に電子部品産業に進出し、セラミック製品の製造をスタートしました。つまり、長い時間をかけ「セラミック=焼き物」の品質向上を追求してきたDNAを持つ企業、それがMARUWAです。その技術は、エレクトロニクス製品全盛の現代において、さらに必要性が高まっています。スマートフォンなどに代表される通信分野、走る電子システムと化した自動車や鉄道、最先端の医療機器、IoT分野まで、現在の電子機器の性能は「小型化・軽量化」かつ「高機能・多機能性、耐久・信頼性」といった要素に集約されます。そこで活躍するのが、放熱性、絶縁性、耐食性、強度などの特性を併せ持つセラミック基板です。MARUWAのセラミック基板は、その高い品質・技術力で世界中の産業から高い評価を受けています。

事業の基礎知識

事業の強み

窒化アルミニウム基板で世界シェア NO.1

窒化アルミニウム基板で世界シェアの図

セラミック基板の中でも、各産業の主流として高い需要を獲得しているのが窒化アルミニウム基板です。数あるセラミック基板の中でも優れた放熱性を持つ窒化アルミニウム基板は、ハイブリッド車や鉄道車両向けのパワー半導体など大量に熱が発生する電子部品において欠かせない製品であり、今後もEVや大型LED照明などの分野においてニーズの高まりを見せています。MARUWAは、この窒化アルミニウム基板においてグローバルシェアNO.1(世界シェア7割)。開発の難易度が非常に高い製品ゆえに世界でも数えるほどしかメーカーが存在しておらず、その上、長年磨きあげたシート成形技術、焼成技術といったノウハウの蓄積からなる高品質な窒化アルミニウム基板を安定的に量産できる生産技術力が、多くの顧客から評価されています。また、チップ抵抗器用アルミナ基板、アルミナジルコニア基板でも世界NO.1シェアを獲得。常に難易度の高いセラミック基板の開発に取り組み、優位性の高い製品を生み出す研究・開発力と安定的に量産できる生産力が、MARUWAの強みです。

事業の強み

事業の市場

多様な産業における難易度の高い市場ニーズに応えています

自動車、鉄道車両、太陽光・風力発電機器、医療系機器(MRIや胃カメラ等)など。MARUWAのセラミック基板を必要とする産業には、限りがありません。そして、技術が絶え間なく進化する中で、セラミック基板に求められる機能は年々高度化、複雑化しています。MARUWAは、お客様からの難易度の高い要求に応えることで、自社独自の市場を開拓してきた技術企業です。他社に先駆けて230W/(m・K)という熱伝導率を製品化した窒化アルミニウム基板はその最たる例ですが、挑戦はまだ続きます。例えば現在の自動車産業では、放熱性に加え強度を兼ね備えたセラミック基板のニーズが高まっており、各メーカーが開発にしのぎを削っています。私たちはそのニーズに、窒化ケイ素という次世代素材の開発で解決にあたっています。窒化アルミニウムの数倍の強度を持ち、かつ、放熱性を兼ね備えた窒化ケイ素基板は、自動車産業ほか鉄道、発電など過酷な使用状況が想定される環境でのニーズが高く、大きな期待を受けています。

事業の市場

事業の将来

次世代材料の開発

前項で紹介した窒化ケイ素基板の開発など、新たなセラミック材料開発に挑むことで未来の市場を切り拓いています。もう一つの例として、粉末形状のセラミック製品である窒化アルミニウムフィラーがあります。この製品は粉末形状でありながら、窒化アルミニウム基板と同一の組成で、絶縁体であり、優れた放熱性を持っています。この窒化アルミニウムフィラーをグリスなどの樹脂に混ぜ電子部品同士の接着やコーティング材として使えば、さまざまな箇所の熱伝導率を高めることが可能になります。CPU に貼る放熱パッドの熱伝導材料として、あるいは半導体の封止材として利用されるなど、用途の広い製品として各産業から多くのニーズを獲得しています。

事業の将来

働く場所としてのセラミック事業

開発部門と生産部門、それぞれの役割

セラミック事業では大きく2つの部門に分かれ、スタッフが仕事に従事しています。一つは開発部門です。一人につき一つの研究開発テーマを持ち、新たなセラミック基板の開発にあたっています。例えば「窒化ケイ素」という材料を担当することになれば、「放熱性を保持したまま強度を高める」というテーマで、それを実現するために、試作、評価、分析を繰り返して目指す特性に近づけていきます。
生産部門では、開発に成功したセラミック基板を何万枚というレベルで安定的に量産できる体制を構築していきます。量産レベルでの粉末調合や成形、焼成等の各工程のプロセス開発、歩留まりの改善など。工程におけるルールづくりや、最終的な製品の品質チェックなども行います。実は開発するよりも難しいと言われているほど、セラミック基板を安定的に量産する技術は奥が深いのです。

働く場所としてのセラミック事業

求める人物像

スペシャリスト・ゼネラリスト双方に活躍の場があります

[開発部門では]開発というと華やかなイメージがあるかも知れませんが、非常に地道な努力が必要な仕事です。担当する開発テーマに沿って、日々、粉末を調合する、添加剤の配合を工夫する、シート成形をする……といった工程を、目指す特性が出るまで何度となく繰り返します。仮説を組み立てる論理的思考力と、それを実証していくために、粘り強く工夫し続ける遂行力が必要です。

[生産部門では]セラミック基板製造における幅広い技術や知識を学ぶ意欲と、その技術や知識をわかりやすく製造現場に伝えるコミュニケーション能力が必要です。現場で製造に従事する多くのスタッフの指揮を執る仕事ですので、ときには「何故このルールを守らなければいけないのか」を製造現場で共有し、確実に実行させるリーダーシップも必要です。向学心を持ち、チームワークでモノづくりを楽しめる人が活躍しています。

求める人物像

セラミック事業の仕事

開発技術

これまでにない特性を実現する新たなセラミック基板の開発に挑みます。セラミック基板に求められる強度・放熱性・絶縁性などは、各産業の技術の進化により刻一刻と変化します。そうした時代のニーズに対応するため、常に一歩先・二歩先の研究開発に挑戦する仕事です。

製造技術

開発されたセラミック基板の量産体制を構築します。求める品質を安定的に実現するために、生産効率の向上、リードタイムの短縮、歩留まりの改善、生産工程の見直し、製品の品質チェックなどを行います。

主な1日の流れ|開発技術の場合

主な1日の流れの図
8:00 出社
8:15 始業、ラジオ体操、朝礼、清掃、メールチェック
8:30 量産サンプルの進捗確認
9:00 サンプル分析
10:30 週報報告会
12:00 休憩(昼食)
12:40 顧客と電話会議
15:00 休憩
15:30 サンプル作成
16:30 報告書作成
17:15 退社