INTERVIEW 12

事業マネジメント

2002年新卒入社

CHAPTER 01現状に満足せず、成長を目指す社風に惹かれて

大学では電気電子工学科に在籍して、ノイズフィルターの開発を研究テーマに。電子機器から発生するノイズを除去するフィルターを、試行錯誤しながら製作、評価を繰り返す日々でした。

愛知県出身で、就職先は東海地方の企業を中心に検討しました。大学での研究内容と通じるところがあり、大学の先輩が入社していたことから興味を持ったのがMARUWA。電子部品に対する評価が高かったことや、上場企業である安心感が入社の決め手です。

社訓の一部である“現状に満足せず”というフレーズにも惹かれました。入社以来、その言葉を心に留めてきましたが、最近さらにその思いを強くしています。事業部の責任者となって周りを広く見渡すようになると、現状に満足せず成長を続けることの必要性をあらためて実感することに。振り返ってみると、入社を決める際に安定だけではなく、自らが成長していくことを望んでいたのかもしれません。

CHAPTER 02国内外で経験を重ね、マネージャーとして事業成長を目指す

入社後は春日山工場のLCフィルター開発事業部に配属され、ノイズフィルターの部品に関する基礎知識を習得。それから、2つのプロダクションで経験を重ね、最終的には責任者を務めました。

その後、事業拡大にともなってマレーシア工場での事業立ち上げに携わることに。日本から出向する3名の一人に選ばれ、当時35歳の私としては責任ある役割を任せられました。現地スタッフを含め200人規模の工場を立ち上げた大がかりな事業での経験は、ステップアップにつながったと実感しています。

現在は、応用セラミック事業部(セラミック端子と貫通EMIの2プロダクション)の統括マネージャーとして、事業成長の実現に力を入れています。この2つのプロダクションが目指すのは、EVや再生可能エネルギーなど今後成長が見込まれる市場。お客様のニーズをとらえて、差別化した新たな製品を作り出すことが事業成長の鍵だと考えています。

CHAPTER 03目標を明確にしてチームで共有。
悩みに寄り添う姿勢も大切に

マネジメントにおいて大切にしているのは、目標設定の明確化。マレーシア工場で多忙だったときに目標を見失ってしまった経験があり、その反省を糧としています。自分の居場所をもう一度見直して、何が問題か、目標は何かを明確にする。そして、チームのみんなで共有することを常に意識しています。

部下への声がけもマネージャーの務めの一つです。それぞれが抱える課題や悩みを把握するのは簡単ではありませんが、声をかけると「目標設定がうまくいっていないのでは?」と見えてくるもの。気軽に声をかけては、寄り添うようにしています。

会議や打ち合わせも少なくありませんが、自分の報告がない場でも話を聞くだけでなく、常に考える姿勢で臨んでいます。自分だったらどうするか、もっとこうしたほうがいいのでは?と、自分事としてとらえるように。普段から心掛けることで、自ら考える力が身に付くと感じています。

CHAPTER 04難題だからこそあきらめず、前向きに挑戦を続ける

お客様への不良の流出を撲滅するため、目視検査の自動化に向けた取り組みを継続して行っています。春日山工場の製品はカスタム性が強く、少量多品種のため検査自動化が非常に難しく、どうやって達成していくのか?と日々悩みは尽きません。

設備投資の費用対効果は?品質を良くするための工夫はどうするのか?など、自問自答を繰り返して、あきらめずに考え続けると不思議と答えは見えてくるもので、今では達成可能だという手ごたえも感じています。常に挑戦する気持ちを持ち続けることは簡単ではありませんが、私は挑み続けたいと思います。

春日山工場は、製造、開発など部署間の距離が近く、コミュニケーションがとりやすいのがいいところ。みんなで一気に一つになれる雰囲気がありますね。販売拡大や開発などの目標達成に向かってよりチーム力を高めるために、私もみんなを引っ張っていくつもりです。

私もそうだったように、若い時から責任あるミッションを任せてもらえるのがMARUWAの特長。主体性を持って行動できる人なら、会社とともに成長していけるはずです。成長志向が強い人にとっては理想的な会社だと思います。