INTERVIEW 10

石英ガラス製造加工

2022年中途入社

CHAPTER 01全くの未経験で
ガラス加工の世界に飛び込む

小さい頃からプラモデルを作るのが好きで、いつからか将来の仕事でも「ものづくりがしたい」と思うようになりました。高校を卒業してからは、地元の縫製工場で6年ほど勤務した後、パン屋に勤めましたが、思い描いていたライフスタイルとのギャップを感じ、転職を決意。

転職活動中にMARUWAを知り、調べていくと「ものづくりですごい会社が地元にあったんだ!」と一気に興味が湧き始めました。以前勤めていた工場で知り合った友人もMARUWAに転職し、楽しそうに働いていたのが後押しとなり最終的に入社へ。

石英ガラスのことは入社前にホームページで調べていましたが、実のところ現場に入るまで仕組みや用途が全く理解できていませんでした。実際の現場は、驚きと感心の連続。奥の深いガラス加工の世界に魅了され、MARUWAで技術を身につけたいと心を揺さぶられました。

CHAPTER 02一人前になるためには日々の努力が欠かせない

とはいえ、前職の製造とはあまりにも違う分野の上にガラス加工の知識も技術も全くない状態だったので、入社後まず何から理解すべきなのかも分からず、正直、内心はかなり焦っていました。

初めてバーナーを手にとって溶接に挑戦した時には、ガラスは割れるし、ちゃんと溶接されているのかも分からないしで大変だったことを覚えています。そこから2~3週間は、朝から晩まで溶接練習の繰り返し。次第に「これか!」と感覚をつかめるようになりました。

現在、私がメインに作っているのは、丸形の半導体製造装置向けの石英ガラス製品。初めは失敗することが多かったですが、日々の努力の甲斐あって、今では10種類程度の品種を作れるまでに成長。職人への道を一歩一歩、着実に歩んでいると実感しています。

CHAPTER 03主体性のある行動が自身の成長につながる

作業で困ったことがあれば、“大師匠”であるベテランの方を頼りにしています。大師匠には研修の時からお世話になっていて、ガラス加工の基礎から教えていただきました。社内でも“ゴッドハンド”として有名で、何を聞いても的確な指導をしてくれます。

大師匠と出会った当初は、知識量や経験値の差から説明していただいても十分に理解できないことが多々ありました。しかし、当時は分からなかったことが段々と理解できるようになり、「あの時の説明はこういうことだったのかな」と過去に聞いたことが今につながった時は感動もの。自身の成長を感じた瞬間でした。

本格的に製品を作り始めてからは、さらに責任感が増しました。練習とは異なり、失敗した分のコストも多くかかります。また小さなゴミが一つ紛れ込んだだけで、半導体が故障してしまうリスクも。私の作ったものが本当に製品として出せるのか、故障の原因になってしまわないかなど、日々不安との隣り合わせです。そのため、一つひとつの作業を慎重に行うよう心掛けています。

CHAPTER 04先輩方の姿を見てスキルアップを目指す

入社から成長しているとは言っても、まだまだ分からないことばかり。トラブルに対して自己流で解決はせず、疑問に思ったことは先輩方に相談しています。

今担当している製品は、先輩方が作成した手順書に沿って作っています。今後はもっとスキルを磨いていき、20種類、30種類と作れるようになるのが目標です。基本を確実に覚えて、新しい製品に対応できる応用力も身に着けていければと思っています。

スキルゼロの状態で飛び込んだガラス加工の世界。最初は不安や失敗だらけでしたが、やる気次第でいくらでも成長できるのだと思います。また周りに聞きやすく、しっかりと教えてくれる。このような環境があるのも、MARUWAの魅力の一つと言えますね。