トップメッセージ

2012年3月期の市場環境と見通しについて

業容の拡大を図る絶好のタイミング。
売上高231億円、営業利益率15%を目指しています。

世界経済の状況は、総じて厳しく、国内の輸出に依存する業種や会社は苦戦することが予想されます。これまで、当社グループの属する電子部品産業は、日本の牙城とされてきましたが、その存在が脅かされつつあります。国家の全面的なバックアップを背景に競争力をつけてきた中国や韓国の部品メーカーや、現地で材料を仕入れ、現地で生産する低価格を武器にした海外EMSメーカーが日本企業を猛追しています。このような環境で企業淘汰はさらに進むと見ています。その中で、当社グループは次に挙げる2点から、この競争環境で最大の果実を獲得できるポジションにあると確信しています。

その一つ目の理由としては、当社グループが「素材」を扱っている点にあります。電子部品の中でも「素材」の分野は、外国企業への技術移転・漏洩が少なく、依然として圧倒的な競争力を保持している分野だからです。国内企業に目を向けても、この数年の激烈な競争で、多くの企業が市場から退出し、競争環境は当社グループに有利に働いています。

MARUWA NEXT 3

二つ目は、成長戦略「MARUWA NEXT 3」の着実な成果・進捗により、グローバル企業にふさわしい体力がついてきたことです。グローバルで戦える差別化戦略商品(成長製品)のラインナップが強化され、どのような競争環境でも、着実に収益の出せる体質になってきました。

その意味で今期は、より積極的に業容の拡大を図る、絶好のタイミングであると考えています。大幅な設備投資も計画しており、2012年3月期の見通しは、連結売上高231億円、営業利益率15%の増収増益を計画しています。

今後のMARUWAグループの方向性について

選択と集中により、グローバルで勝てる「こだわりの専門店」を目指します。

今後、当社グループの進むべき方向性は、「MARUWA NEXT3」の目標として掲げた、グローバルで勝てる「こだわりの専門店」です。創業以来培ってきたセラミック材料技術と製造技術を融合し、他社が真似のできないグローバルシェア・ナンバーワンの差別化製品を開発していきます。
したがって、経営資源の「選択と集中」が経営の最重要課題の一つであると認識しています。これまで、成長の手法として、数多くの友好的M&Aを成功させてきましたが、今後は限られた経営資源を、当社グループ内の成長分野に集中させる考えです。
また、それだけ当社グループ内に成長分野が育ってきたことも意味しています。

また、これに伴い、組織の再編も行います。製造部の組織を6つの事業部(カンパニー)に編成し、営業部も地域ブロック制を導入し、全員参加型の勝つための強い組織に変革していきます。
中期的には、各カンパニーがプロフィットセンターになることを目指しています。
さらに当社ではかねてよりクレーム対応などの品質保証、特許侵害などの知的財産、輸出業務や工場運営によるリスクの管理といった視点で危機管理体制を整備しています。今後さらに不測の事態に対応できるよう生産拠点を分散させることで地域リスクを軽減し、危機管理体制をより一層強化してまいります。

危機管理体制

株主の皆様へのメッセージ

2012年3月期のMARUWAにご期待ください。

2011年3月期の配当金については、1株当たり年間30円(中間・期末共に15円)、2012年3月期については、今後の資金需要などを勘案し、年間配当額は30円(中間・期末共に15円)を予定しています。 2011年3月期は、競争環境の厳しいグローバル市場の中で、確実に収益の出せる体制が整いました。2012年3月期は、大型の設備投資も行い、競争優位なマーケットポジションを活かしながら、積極的に業容の拡大を図ってまいります。 さらなる飛躍を目指すMARUWAにどうぞご期待ください。

代表取締役社長 神戸 誠

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